Oculus Go の開発をやってみる(前編)
OculusGoの開発環境構築で色々つまずいたので、まとめておきます。
開発環境はWindows10
+ Unity
で構築します。
2018/5/10現在、これで行けることを確認済み
Oculus Go基礎知識
スタンドアローン(動作時にスマホやPCがいらない)
GearVRのアプリケーションの大半が動く
安い(32GBタイプは23000JPYほど。送料込みで注文して3日ほどで届く)
OS: Android Nのカスタム(7.0か7.1かはよくわからない。そのうち追記します。)
SoC:SnapDragon821 (二世代前のハイエンドSoC)
ROM:32GBor64GB
Unityのセットアップ
Unityのインストール自体は難しいものではありません。
OculusGOはAndroidがベースのOSで動いているのでインストールの際にAndroidを開発する項目にチェックしてインストールすれば良いです。
Androidのオプションを付けてもAndroidSDK
やJava DK
(以後JDK
)は自分で入れる必要があります。
AndroidSDKのインストール
AndroidSDK
はAndroidStudio
をインストールと一緒にインストールされますが、最近のバージョンではUnity側で上手く設定できないのであえて古いバージョンのAndroidSDK
を落とします。
ここから落としました。
AndroidSDKoffline
今回はバージョン25.2.5
を選択しました。調べてみると26あたりから新しいやつになっているみたいで。古いバージョンですがマネージャーとかが古いだけなのでAndroid8など最新のandroidOSのSDKも使えます。
ダウンロードと解凍が終わったら任意のフォルダーに移動させます。自分はDドライブ直下に置きました。
フォルダーの中を見るとtools
フォルダーがあるはずです。その中のandroid.bat
を右クリックして管理者として実行
をクリックしてください。 管理者権限の確認画面が出てくるのではい
を選択。
そうするとAndroidSDKの設定画面が現れます。
Android 7.0 と7.1を選択してインストールします
Accept Lisence
を選択してインストールを開始します。
終わったらAndroidSDK Managerには用はないので閉じます。
JDKのインストール
JDK ですが最新版の10だと動かなかったので8をインストールしていきます。
JDK 8
昔から思うんですけど、Java関連のソフトのダウンロード画面ってわかりにくい気がするんですよね。一番上に同意のRadioButtonがあってそれを押さないとダウンロード出来ないという。所見だと結構わからなくて
「Windows x64のリンク押してもダウンロード出来ない!?」
とかなりません?自分だけかな?
Unityの本体の設定をしていく
ではunityを起動します。最初にライセンス認証とかありますが、そんなに難しくないので割愛。
プロジェクトを新規作成していきます。適当に名前を決めましょう。
androidのビルドの設定をしていきます。
Edit
のなかのPreference
をクリックします。
ExternalTool
の中のSDK
,JDK
をBrowse
ボタンを押して、先ほど置いたandroidSDK
やJDK
の位置を選択します。JDK
は標準ではCドライブのProgramFiles
フォルダー内にあるはずです。
ちなみにここの設定画面で通常使うエディタの設定が出来ます。自分はVisualStudioCodeを使っています。Windowsユーザーなら標準はVisualStudioになっているはずです。Codeの方が軽く使いやすいのでお勧めです。
プロジェクトの設定をしていく
最初にプロジェクトのターゲットプラットフォームをAndroidに変更します。
標準ではPC(Windows,MacOS,Linux)向けになっています
File
--BuildSettings...
を選択します。
そうするとBuildSettings
画面が出るのでAndroid
を選択してSwitchPlatform
を押してAndroidに変更します。
変更が完了するとunityアイコンがAndroidの方に表示されます。
続いて、Player
設定の方を変更していきます。
Edit
--ProjectSetting
--Player
を選択します。
Player
設定画面が右端に表示されます(今までのようにウインドウでは表示されません。)
OtherSetting
を選択し以下の部分を変更していきます。
PackageName
: デフォルトの状態だとunityに怒られるので適当に変更します。自分はmogami.soft.com
とかにしてみました
MinimumAPI Level
: OculusGOはAndroidNなのでAndroid7(API level24)にします。 ちなみにここまでの作業はUnityの普通のandroidアプリを作る際と同じ手順です。
最後にPlayer
設定の一番下にあるXR Settings
を弄ります。
まずはVirtual Reality Supported
のチェックボックスにチェックを入れます。
そうするとVirtual Reality SDKs
というボックスが出るので、+
ボタンを押してOculus
を選択します。
これでVR対応化完了です。めちゃ簡単ですね。
後編ではOculusGOのデベロッパーモードの仕方やデベロッパー登録、ADBドライバのインストールを紹介していきます。
後編はこちら
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